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近年、TV番組やインターネットなどあらゆる場所で見聞きされる「SDGs(エスディージーエス)」という言葉をご存知でしょうか。
「持続可能な開発目標」という意味の言葉で、合計17個の目標で構成されています。ここでは、SDGsの内容や目的、省エネ住宅の意義について紹介します。
SDGsの目的と内容について、それぞれチェックしていきましょう。
SDGsとは、英語で「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2001年に策定された目標をさらに進化させたものとして、2030年までに世界が取り組むべき目標をまとめたものです。
SDGsは貧困・飢餓への対策からジェンダー・教育・衛生・不平等などあらゆる課題が取り上げられており、合計17個に集約されています。
日本では8つの優先課題として、ジェンダー平等や地域活性化、再生可能エネルギーと防災への取り組みなどをピックアップ。2017年からはSDGsに取り組んでいる企業や団体の表彰も行っています。
17個の持続可能な開発目標として、以下の項目が挙げられています。
これらの目標はいずれも世界各国が抱えている課題を取り上げたものです。目標17の「実施手段」には、開発途上国への支援やグローバルパートナーシップの強化などが含まれています。
省エネ住宅とはエネルギーを効率的に使える住まいのことで、サステナブル住宅・スマートハウスなどとも呼ばれ、注目されています。ここからは、省エネ住宅のSDGsへの貢献についてみていきましょう。
医療や薬品などもすべて「資源」と考えると、自然エネルギーを効率的に利用できる省エネ住宅は単に性能が良いだけではなく、暮らす人の健康にも良い影響を与え、資源の消費を抑える役割を果たします。
もちろんエネルギーの消費量そのものも従来の建物や住宅に比べて抑えられるため、エコで環境にやさしく、さらに健康的な暮らしが実現可能です。
住宅性能が高く、エネルギーを無駄遣いしない省エネ住宅は、快適で住みやすい街づくりにも貢献します。
これはSDGsの目標13にある「気候変動」に貢献するもので、地球温暖化のリスクを減らし、長期的にみて安全な暮らしを続けていくためにも役立つと考えられています。
※坪単価は公式サイト・SUUMOなどで、2019年12月時点、最も安価な省エネ住宅を調査