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太陽光発電共同購入事業のメリットや対象地域・対象期間、新築住宅への適用について解説します。
太陽光発電共同購入事業とは、北海道が実施している事業のうちの一つです。北海道は「2050年までに温室効果ガス排出量の実質ゼロをめざす」ことを表明しており、この目標を達成するためには、温室効果ガスを発生しない再生可能エネルギーの割合を高めることが必要です。
そこで、太陽光発電と蓄電池の共同購入によるスケールメリットを活かして価格低減を促すことで、太陽光発電システム等の設置を後押し、普及拡大を図ることを目的に太陽光発電共同購入事業を開始しました。北海道と協定を締結した事業者が購入希望者を募って一括して発注することで、通常よりも安い費用で購入できる仕組みです。
太陽光発電共同購入事業には、購入プランごとに割引価格で購入できることやキャンペーン事務局からのサポートが受けられるといったメリットがあります。
太陽光発電共同購入事業には、3つの購入プランが用意されています。「太陽光パネル」「太陽光パネル+蓄電池」「蓄電池」の3つです。
令和3年の割引率は、太陽光パネルプランが19.8%オフ、太陽光パネル+蓄電池プランが22.1%オフ、蓄電池プランが11.0%オフでした。実際には、設置するパネルの枚数によって価格と割引率が変動します。
キャンペーン事務局「アイチューザー」からのサポートが受けられる点も太陽光発電共同購入事業のメリットです。共同購入「グループパワーチョイス」への参加、太陽光発電設備と蓄電池の施工事業者の選定、施工、保証を一貫してサポートしてくれます。
対象の地域と期間は、以下のとおりです。
新築でも太陽光発電共同購入事業は利用できます。ただし、新築の建物に電力を通す手続きができていないと経済産業省への固定価格買取制度の手続きができない点にご注意ください。
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