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現在、住宅内の一次消費エネルギーを限りなくゼロに近づけることを目的とした「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の普及のために、さまざまな働きかけが行われています。再エネ省エネ機器導入補助金制度もそのひとつ。ここでは、そんな再エネ省エネ機器導入補助金制度について学んでいきましょう。
再エネ省エネ機器導入補助金制度は、再生可能エネルギー機器や省エネルギー機器を導入しようとする札幌市民に対し、機器導入費用の一部を補助するための制度です。
札幌市では、地球温暖化の防止を目的として化石燃料に依存しない脱炭素社会の実現を目標としています。また、大規模なブラックアウトを経験したことから、停電時にも使用可能な自立分散型電源の構築や再生可能エネルギー由来の電気の有効活用、防災強化、電気の自家消費なども重要な目標となっているのです。再エネ省エネ機器導入補助金制度は、そうした目標をいち早く実現するための制度となっています。
補助を受けるには、対象となるエネルギー機器の設置完了までに以下の項目をすべて満たしていることが条件となっています。
補助対象となる機器と補助金額は以下の通りです。なお、いずれの機器に関しても、対象となるのは令和3年4月1日以降に補助金申請者が取得した機器に限られます。
参照元:札幌市公式HP(https://www.city.sapporo.jp/kankyo/energy/hojo/kiki.html)
補助制度の対象者は、前述のとおり定められた条件をすべて満たした人となります。
補助制度の申し込み期限は、対象機器を取得した日の翌日から起算して60日を経過する日である「期限1」と、「補助対象受領予定者」となった募集回の募集締切日の翌日から起算して60日を経過する日である「期限2」のいずれか遅い方の日となります。
なお申し込みができるのは、同一年度で1世帯につき1回のみです。
必要事項を記入した申込書および必要書類をそろえ、各回の募集期限までに郵送してください。必要書類は以下のとおりです。
申込書が受理されたら、郵送もしくは電子メールで「受付通知書」が発行されます。応募者多数の場合は抽選が行われ、「補助金受領予定者」が選ばれます。応募者全員に補助金の交付が可能であれば応募者全員が「補助金受領予定者」となり、抽選は行われません。
※坪単価は公式サイト・SUUMOなどで、2019年12月時点、最も安価な省エネ住宅を調査